服を着たまま授乳ができるなど、マタニティウェアは育児期に重宝します。
またマタニティウェアは、妊娠中の母体にやさしく、健康診断のときや出産前にも便利な設計がされているのです。
シーンに合わせた適切なマタニティウェアの選択方法やファッションポイントなどを今回はチェックしましょう。
マタニティウェアが必要になる理由

妊娠をすると、おなか・胸・腰まわりが大きくなります。
今まで着ていた服では窮屈に感じる場面が出てくるでしょう。
妊娠中も無理して妊娠前と同じ服を着続けていると、妊娠に伴っておこるさまざまな悩みにつながる可能性が指摘されています。
妊娠に伴う悩みをケアするには、体を冷やさないことが大切です*。
そのためマタニティウェアはゆったりとしたシルエットで、妊婦さんの血流を滞らせず体を冷やしにくい設計になっています。
*参考「妊娠中の過ごし方」(前橋赤十字病院)
https://www.maebashi.jrc.or.jp/birthplan/pdf/01.pdf
またマタニティウェアを着るメリットとして、以下の三つが例として挙げられます。
(1)つわりの悩みをやわらげる
妊娠してから数週間は目立った体形の変化がないかもしれません。
しかし今まで着ていた服装がスキニージーンズやタイトなトップスなど窮屈な服の場合は、つわりが始まると着続けるのは難しい(避けるべき)だといわれています。
マタニティウェアを早い時期から着用して、つわりの悩みをやわらげられるように工夫しておきましょう。
(2)バストの締め付けを防ぐ
妊娠をすると、乳腺が発達し胸も大きくなります。
大きくなるバストに対しての締め付けが少ない設計のマタニティウェアを着用するのが好ましいでしょう。
乳腺の発達は母乳の出方にも影響を及ぼすといわれるため、下着はもちろん、服装全般にも配慮してみてはいかがでしょうか。
(3)出産後の授乳にも便利
出産してもすぐに体形は戻りません。
そのため出産後しばらくはマタニティウェアを着続けるようになるでしょう。
またマタニティウェアには授乳口がついているものがあり、出産後の授乳にも便利です。授乳口があるため、中には出産後にマタニティウェアを買う人もいるでしょう。
せっかくならば出産後からではなく妊娠中からマタニティウェアを使用しておくと、恩恵を長く受けられる計算になります。
マタニティウェアはいつ頃から必要なのか?

マタニティウェアが必要になるのは、基本的におなかが大きくなり始めたころといわれます。
人によって胎児の成長速度が異なりますが、妊娠4〜5か月後を目安にするとよいでしょう。
もちろん明確な基準があるわけではないので、普段着ている服が少しでも窮屈だと感じた場合はマタニティウェアへの切り替え時だと考えてもいいかもしれません。
すでに述べたとおり、マタニティウェアはつわり対策にも便利です。
体の変化を感じなくても、普段着ている服の締め付けによってつわりがきつく感じる場合は、マタニティウェアが必要なサインと捉えてもよいでしょう。
そして妊娠中は、メンタルの変化が激しく体調も安定しないかもしれません。
計画どおりに行動を起こせない場合もあるでしょう。
マタニティウェアが必要になったときに買い物へ行けない可能性もあります。
マタニティウェアを着ようと考えている人は、妊娠がわかったら余裕があるうちに買いそろえておくとよいでしょう。
マタニティウェアの選び方やファッションポイント

マタニティウェアの中でも、「トップス・ワンピース」「ボトムス」「パジャマ」は外出・通院・入院時に他人にも見られる機会があるため、見た目が気になるかもしれません。
しかし機能面もしっかりチェックして、おなかや胎児をカバーできるものを選ぶのが重要です。
紹介した三つのマタニティウェアを選ぶときのポイントを分類ごとにそれぞれ解説します。
ポイントをおさえて適切なマタニティウェアを選択しましょう。
トップス・ワンピース
トップスやワンピースを選ぶ際には「おなかを締めつけない設計になっているか」を重視しましょう。
締めつけがなくゆったりとした服であれば体への負担も軽減されます。
できるだけ軽くて伸縮性のある素材を選ぶといいでしょう。
おなかを冷やさないことも重要なので、おなか部分の生地が厚く熱を逃がさない構造になっているとなおよいです。
またトップスやワンピースは出産後も快適に着られるかを妊娠中の出産前から考えるのがよいでしょう。
たとえば母乳で育てたいと考えている場合は、授乳のしやすい授乳口付きのトップスがオススメです。
授乳口が目立たないよう設計され、卒乳後も普段着のように着られるマタニティウェアもあります。
トップスやワンピースは長期間使うマタニティウェアなので、自分の気に入ったデザインのものを選ぶとよいでしょう。
ボトムス
体形が最も変化するおなか周りに関わってくるのがボトムスです。
おなかの大きさに合わせてサイズを調整できるボトムスを選ぶと、締め付けによる悩みをやわらげられるでしょう。
おなかのサイズを調整するにはリブが重要です。
マタニティウェアに使用されているリブのバリエーションを以下にまとめました。
■フロントリブ切替
おなかの部分に調節ゴムの入っているリブです。
リブを伸ばせるのでおなかの大きさに合わせてサイズ調整ができます。
おしりの部分はボトムスと同様の素材でできているので、はき心地は普段着に近いでしょう。
■ウエスト総リブ
ウエスト部分がすべてリブになっており、折り返してサイズを調節できます。
まだおなかが小さい妊娠初期は、リブを折り返した状態ではき、おなかが大きくなったらリブを元に戻して調整しましょう。
ウエスト総リブはサイズ変化が大きいので、妊娠の初期から出産間際まで長く使用できます。
■クロスリブ
ウエスト部分がクロスしたリブになっているタイプのボトムスです。
クロスリブはゴムが入っていないため、おなかが大きくなっても締め付けられる心配はありません。
動きやすさを重視するのであれば、クロスリブのボトムスがよいでしょう。
またスカートタイプのボトムスをはく場合は、適切な丈であるかを確認しましょう。
長すぎるスカートの場合は、つまずいて転倒する危険性があります。
できるだけリスクを避けるためにも、スカートは歩きやすくてつまずきにくい長さのものを試着して購入するようにしましょう。
パジャマ
寝るときに着るマタニティパジャマは素材選びも重要です。
自分にとって着心地のいい素材のマタニティパジャマを選ぶと、リラックスして寝られ睡眠の質も安定しやすいでしょう。
マタニティパジャマを選ぶときは、入院中に着る場面を特に想定しておきましょう。
診察が受けやすい前開きタイプや、おなかが大きくなって張っても短くなりすぎない長めの丈を選んでおくと便利です。
またボタンなどでウエストサイズを変更できるマタニティパジャマであれば、変化するおなかの大きさに合わせて調整でき、出産後も使用できるでしょう。
授乳口付きのマタニティパジャマならば、母乳による夜中の授乳もスムーズにできます。
シーンに応じたマタニティウェアの選び方

妊娠中は家にいるばかりではありません。
会社に行ったり定期的な健康診断で病院に行ったり、もしくは安産祈願やお宮参りのために神社に行ったりする場合もあるでしょう。
適切なデザインや機能性など、シーンに応じたマタニティウェアの選び方を以下で紹介します。
健康診断
妊娠中は健康診断のために定期的に病院に通います。
検査によっては服を脱いだりまくったりする必要があるので、着脱がスムーズに行えるマタニティウェアが望ましいです。
トップスであれば、袖がまくりやすいタイプがいいでしょう。
身体測定やエコー検査など何度も靴を脱ぐシーンがあるので、着脱しやすい靴を選ぶのがオススメです。
転ばないように滑りにくい設計になっている靴だとなおよいでしょう。
腹部のエコー検査も頻繁に行われるため、おなかだけをめくれる服装がワンピースよりもよいといわれています。
内診や経膣検査などでショーツを脱ぐ機会もあるでしょう。
ボトムスはショーツの着脱がスムーズにできるスカートがオススメです。
フォーマルなシーン
仕事やお宮参りなどフォーマルなシーンでは、母体に気を遣いながらも、きっちり見える工夫が必要です。
機能性重視のマタニティウェアを中に着つつ、上からジャケットを羽織るときっちり感を演出できます。
ヒールを履く場合は、転倒防止のためにできるだけ低めのものを選びましょう。
なおスカーフなどを首に巻くと、おなかから目線をそらす効果があります。
マタニティウェアは着なくなったらColorsで再活用!

マタニティウェアの重要性をイメージできたでしょうか。
妊婦さん自身の体だけでなく、生まれてくる赤ちゃんのためにもマタニティウェアにはぜひこだわってみてください。
中には、「マタニティウェアは欲しいけど着なくなるのがもったいない」と思っている人もいるかもしれません。
もったいないと躊躇している人は、購入でなくレンタルを検討してみてはいかがでしょうか。
服のシェアリングサービス「Colors」ならさまざまな服をレンタルできます。
またマタニティウェアを着なくなったら、Colorsで貸し出して有効活用するのもオススメです。
Colorsのシェアリングサービスを利用すれば、愛着のあるマタニティウェアを売らずに活用できます。
Colorsに興味を持った人は下記の記事でサービス内容や使い方をご確認ください。
